暑い屋外から冷房の効いている部屋へ。
夏に気温差の大きい移動を繰り返していると、自律神経の働きに乱れが生じます。
そのため9月ごろになると、体がだるい、いつも眠たいなどの夏バテの症状が現れます。
この夏の暑さによるバテを解消するために、よく使われるツボを紹介します。
有名なツボが、足三里(あしさんり)
足三里のツボは膝のお皿のくぼみから指4本分下がった向こうずねの外側に取ります。
刺激方法は、人さし指で“の”の字を書くように、グリグリと約1分間押してみましょう。
体の疲労はすねの外側に現れます。
この部分の血行が良くなると、体中にエネルギーが循環するようになり、夏バテの症状が回復しやすくなります。
足三里のツボは、胃経という経絡上にあり、胃痛や消化不良などの改善のためにもよく使われています。
むくみや足のだるさなどを改善するためにも使われ、万能のツボと呼ばれています。
松尾芭蕉が旅に出る前には、必ずお灸を据えて出たと記されているのが、この足三里のツボ。
刺激しやすい上に、効果も実感しやすいツボです。
夏バテで疲れ切って、何事も面倒だと感じていたら。
ぜひ、このツボを刺激してみることをおすすめします。