初という字は、衣に刀と書きます。
着物を作ろうと思ったら、まずは布に鋏を入れなければなりません。
どんなにきれいな生地であったとしても、切らなければ着物は作ることは出来ません。
これは人間にとっても同じこと。
今現在が、どんなに心地良い状態であったとしても。
現状に満足していたとしても。
反対に、今がどれほど辛い状態であったとしても。
過去を引きずっていては、新しい自分を創ることは出来ないでしょう。
必要では無くなった過去は断ち切ること。
そして、新しい行動を起こすこと。
初心を忘れないとは、過去を断ち切る“心”と行動を忘れないということです。
断ち切れば必ずそこに、また新しい何かが入って来ます。
過去の栄光や、不要な行動や習慣・思考を断ち切り、新たな気持ちで日々を過ごす。
こうして、また新しい自分が創られて来ます。
あなたは何を断ち切りますか?
週の初めに、少し意識して、一週間を過ごしてみてはいかがでしょう。