健晃堂

集中力を効果的に回復させるには

インターネットを通じて日々、膨大な情報に接していると、集中力が続かなくなってしまいがち。

メールやLINEをチェックしていると、なかなか一つのことに集中出来ません。

どうしてもやらなけばならない作業に追われているのに、なかなか続かない。

そんな時は、この方法が効果的です。

“あくびをする”

どうしても集中力が切れてしまうと感じた時には、思いっきりあくびをしてみましょう。

あくびって、眠い時や退屈な時に出るものなのに……

なぜ、それで集中力が効果的に回復するの?

そう思ってしまいますよね。

説明させていただくと、集中しなければならないのにどうしても出来ない時には、決まって首の周りやあごの筋肉が緊張しています。

これらの筋肉の緊張は全身に波及し、自律神経のうち人を活動的にさせる交感神経の活動が高まりっ放しになってしまいます。

適度に活動的になるのは良いのですが、あまりにも緊張しすぎると!

頭が常に高速回転し過ぎて、オーバーヒートしたような状態になってしまいます。

こうなると、少しでも気になることがあると、すぐにそちらに意識が取られてしまい、なかなか一つのことに集中出来ません。

自分で自分自身をコントロールできなくなってしまうのですね。

あくびは、この早くなり過ぎた頭の回転を、適度な状態に戻すのに非常に効果的!!

口を大きく開けることで、緊張し過ぎたあごと首の筋肉がゆっくりとストレッチされ、適度な状態に緩みます。

あごの筋肉は人体の中でも特に強い力がある場所なので、ここがゆるむとリラックス状態が全身に波及します。

全身の緊張が緩むことで、強くなり過ぎた緊張状態が適度に緩み、自律神経の働きのバランスも集中力を保つために程好い状態に調節されるのです。

あくびの出し方は、口をすぼめて鼻の下を伸ばすような感じで大きく口を開けてみましょう。

自然とあくびが出そうになったら、思いっきりあくびして下さい。

涙がどんどん出るくらい大あくびをした後は、思いっきりリラックスした状態になり、集中力が回復します。

あくびが出るのは、たるんでいる証拠、と昔は怒られたものです。

今でも人前であくびをするのは、決して良い印象では無いかも知れません。

しかし、今と昔では生活環境が違い過ぎます。

ほとんどの人は、たるんでいるどころか気が引き締まり過ぎていて、なかなか集中力を発揮出来なくなっているのです。

なので、気を引き締めるのではなく、適度に緩めることが大切。

気を引き締めようとすればするほど、余計に何事にも集中出来なくなるといった経験は、誰にでもあるでしょう。

それがその証拠です。

最初は、意識してあくびを出すのは難しいかも知れません。

ですが、慣れれば出来るようになります。

思いっきり大あくびをして、集中力を回復させて、日々の活動に取り組んでみて下さい。

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