日々、目標や夢に向かって前進していると、いつの間にか行き詰まってしまうことがあります。
大きなことをやろうとしている訳では無く、ちょっとした仕事などでも、急に何をどうして良いのかわからなくなってしまった。
そんな時には、
“頭の後ろで手を組んでみましょう”
そんなことなら、無意識のうちにやっている!!
ならば、それで良いでしょう。
ただ、あまり頭の後ろで手を組んでいる姿勢は、人から見て褒められたものではありません。
人目を気にして、頭の後ろで手を組むような姿は見せないようにしている時も多いのでは?
誰も見てない所、見られても問題が無いところで、少し頭の後ろで手を組む時間を持ってみましょう。
方法は簡単です。
椅子に寄りかかって、両手を組んで頭の後ろに当てます。
そのまま首を後ろに反らして、少しだけ戻します。
後頭部から首にかけて少し温かみを感じるまで続けてみましょう。
なぜ、行き詰まりを感じた時に、頭の後ろで手を組むと良いのでしょうか?
行き詰まり感を感じている時には、緊張が続き胸が固くなってしまっています。
胸が固くなってしまうと呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなると、自律神経のうち人を活動的にさせる交感神経の働きにバランスが偏ってしまいます。
交感神経とは、人間が自然界で過ごしていた頃、狩りに集中するために働く神経。
つまり、獲物のことに集中するため、他のことに意識が向かなくなるようになってしまいます。
行き詰まり感を感じるのは、このような時。
知らず知らずの間に、視野が狭くなっている時です。
頭の後ろで手を組んでいると、後頭部から首の緊張がゆるんできます。
すると、背中から胸の緊張も緩んで、深くゆっくりとした呼吸が回復して来ます。
呼吸が回復して来ると、自律神経の働きのバランスも元通りになり、視野が広がり行き詰まり感も解消されて来るという訳です。
“行き詰まり”は“息詰り”
どうしても、新しい考えが浮かばない時や、現状の先が見えなくなってしまった時に、参考にしてみて下さい。