パニックに陥ったり、頭に来るような出来事が続くと、誰でも心身ともに不安定になります。
困り事が次から次へと現れ、追い詰められた感じになってしまった時には。
積極的に頭を抱えてみましょう。
頭を抱えたくなるような状況で、無理にその仕草を我慢する必要はありません。
追い詰められた感情でいっぱいになると、下顎と側頭部の間にある筋肉に力が入り、歯を食いしばった状態になります。
頭を抱えるのは、この筋肉の緊張を緩め、興奮を鎮め落ち着こうとする本能的な行動。
手のひらをすぼめるようにして、側頭部を両側から抱えてみて下さい。
少しずつ手のひらの力を抜いていきましょう。
すると、頭が少し涼しく感じられるようになるでしょう。
側頭部の筋肉もゆるみ、歯を食いしばる状態が解消されると、気持ちも落ち着いて来るはずです。
人の心と体は密接につながっています。
精神的に追い詰められた状態から抜け出すには、筋肉の緊張から体を開放することがまずは大切。
その為に、両手で頭を抱えてみることは、とても有効です。
追い詰められた時、興奮し過ぎた時、心身の状態が不安定な時。
意識して頭を抱えてみて下さい。
柔らかい頭になって、落ち着きを取り戻せると思います。