精神的ストレス、構造的ストレス、科学的ストレス、温度・湿度によるストレス。
これらの4種類のストレスを受け、よくある症状が食欲不振。
長時間パソコン作業などを続けていて、本来なら食事の時間なのに、全く食欲がない。
そんな時には、
“お腹がすくまで食べない”
これは、ストレスから身を守るために大切なこと。
食事の時間になったからと、食欲は無いが食べなければ体に悪いと無理に食事をしてしまうと、それこそ心と体のバランスに悪影響を与えてしまいます。
胃や腸などの消化器系の働きには、自律神経のうち活動を休ませる副交感神経の働きが大きく関与しています。
お腹が空かないということは、ストレスによって人を活動的にさせる交感神経の働きが強くなり過ぎている状態。
この時に胃腸は食物を消化できるようにスタンバイされていません。
胃腸の働きが低下している時に、無理に食事をしてしまうと、それこそ自律神経に大きな負担を掛けてしまいます。
胃に食べ物が入って来れば、消化活動を始めなければなりません。
しかし、自律神経は活動させるために消火活動を抑制しようと働きます。
車に例えると、アクセルとブレーキを同時に踏むような状態になってしまいます。
これでは、いつか心も体も壊れてしまうことになりかねません。
少々食べなくても、人のエネルギーはすぐには枯渇しないようになっています。
食事の時間だからという理由だけで、無理に食べようとせずに、柔軟に対処することも時には必要です。
それでもやはり、あまり食欲不振が続くと元気は出なくなってしまうもの。
そんな時はどうすれば良いのでしょう?
長く続く食欲不振を解消するために一番良い方法があります。
それは、
“白湯を飲むこと”
冷たい飲み物ではなく、お湯を飲むことで自然と胃腸が活動を始め、食欲も出て来ます。
白湯が一番効果がわかりやすいのですが、普段お湯を飲む習慣などはあまりないですよね。
もし、白湯は飲み辛いと感じたら、カフェインなどの入っていない温かい飲み物であれば何でも良いでしょう。
温かいものが胃に入れば、自然と食欲は復活します。
まずは胃を温めて、胃がすぐに消化活動を開始できる状態にしてから食事をする。
この過程を飛ばして無理に食事をしてしまうことは、さらなる食欲不振を招きます。
冬ならともかく、暑い時期に白湯を飲むなど、あまり気が進まないかも知れません。
ですが、食欲不振になりがちな梅雨から夏の時期にこそ、意外に全身で心地良さを感じられるものです。
もし、食欲不振を感じたら。
ぜひ、試してみることをおすすめします。