今日は土曜日。
週末になると一週間の疲れが出てしまう。
なので土曜日は休養日にしているという話もよく聞きます。
疲労感から肩こりが辛いと感じたら。
ふくらはぎをしっかりと温めてほぐしてみましょう。
なぜ、肩こり解消にふくらはぎを温めるのか?
理由を説明させていただきます。
人間の体の構造には三つのシステムがあります。
血管系、神経系、筋膜系の三つのシステム。
ふくらはぎは心臓から最も遠い位置にあり、血流が滞りがちです。
いつも体重を支えているため、疲れも溜まります。
温めることで、滞っていた血液が動き出します。
血管系のシステムが上手く働き出すので、肩の血流不足解消にもつながるんですね。
血流が良くなると、自律神経の副交感神経の働きがアップします。
肩こりがひどくなる原因の一つが交感神経の緊張が強すぎること。
自律神経の働きもバランスが良くなり、強い緊張症状は解消されます。
次に筋膜系。
血流の改善と副交感神経の働きにより、ふくらはぎの筋肉は柔らかくなります。
人間の体はパーツを組み立てて作られたのではありません。
植物が一つの種から育つのと同じで、一つの受精卵から育ちました。
なので、どこかが緊張すると筋膜を通じて離れた弱い場所に緊張が伝わるんです。
ふくらはぎの緊張は、太ももから腰背部を通じて首から肩に影響を与え、強い肩こりを引き起こします。
肩こりが辛い時には、どうしても上半身ばかりを意識しがち。
首から肩を動かしたりストレッチすると同時に、ふくらはぎにも意識を向けてみましょう。
人間の体を構成する三つのシステムの働きが良くなることで、肩の不要な緊張が和らぎます。
休養日の過ごし方の一つとして、参考にしてみて下さい。