健晃堂

ドン底の精神状態に落ちた時は?

冷房による体のだるさ、冷たい物の飲み過ぎによる胃腸の負担、パソコンなどのモニターの見過ぎでブルーライトによる目から脳へのストレス。

これらが重なると、自分では気が付かないうちに心に大きなダメージを受けることになります。

そして、“生きているだけでつらい”といった精神的にもドン底の状態に陥ってしまうこともあるでしょう。

そんな時に、今の気持ちを話す相手を間違えたり、SNSなどに書き込みでもしようものなら、さらに最悪な状態に!!

頼んでもいないのに上から目線のアドバイスのメッセージが来たり、説教されたり、議論が始まったり。。。。。。

こんな時には、その辺りのセミナーで誰でも学べるような心理学のテクニックや、自己啓発セミナーで習うような思考法などは、何の役にも立ちません。

「あなたの今の状態は、過去のあなたに原因があるから・・・」などのような事を言われたって、そんなことは自分自身が一番感じていますよね。

「今ある目の前の事に集中しましょう」なんて言葉もこんな時には無力です。

それが出来るならドン底の精神状態に落ちることなんてないですよ。

ならばどうしたら?

私は“無意味な時間を過ごす”ことが大切だと感じています。

今の時代は、すぐに何でも意味付けをしようとします。

どこへ行ってもやたらと聞かれるのが、「あなたの使命は何ですか?」「あなたの夢や目標は?」「あなたは将来どうなりたいですか?」

事業家や起業を目指している人に対しては「あなたの事業の特徴は?」「あなたにしか提供できない価値は?」「あなたは何故それをやっているのか?」

こんな話ばかり。。。。。。

私も起業家として生きているので、これらの考え方を否定はしませんし重要さもわかります。

ただし、それはエネルギーに満ち溢れている時に考えることだと思っています。

精神的にも肉体的にも心地良いと感じる状態を置き去りにして、こんなことばかり考えていては、決して人は豊かにも幸せにもなれないでしょう。

最近の科学では、人の心は脳ではなく腸にあるとされているようです。

こうした無理が重なっているところに、冷たい物の飲み過ぎによる腸へのストレスが加わることで、心がたちまち崩壊してしまう。

毎年、夏になるとこのような人が増えるようです。

どうしようもなく辛い状態になったら、ただ気持ちよく眠る、何も考えずボーッと過ごす、一緒に居ても何の意味も無さそうでも居心地が良い人達と一緒に居る。

そんな“無意味な心地良い時間”を過ごしてみることが大切です。

無意味な心地良い時間を過ごすということは決して、“無意味な行動”ではありません。

自分が意味なく気持ち良い時間を過ごしている時には、周囲の人や自然に対しても心地良い影響を与えているものです。

近くにいる人や生き物や自然に心地良い影響を与え、自分自身も一緒に響き合う!!

こうすることによって、人が本来持っている自然の回復力引き出され、心も体も状態が上向いて来るでしょう。

健康法や自己啓発のテクニックなどが役に立ち始めるのは、ここからです。

今年の暑さもそろそろピークに達するようです。

様々な要因で、一気に心身の健康を壊してしまう危険は誰にでもある季節。

少しでもお役に立てると幸いです。

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