人前に出るとあがってしまう。
この状況を解消する方法は?
“手首をブラブラと柔らかくして、
腕の筋肉の緊張を緩めてみる”
あがり症と手首と何の関係が?
順番に説明します。
まず人前であがってしまうのは、
頭の中で色々なことを考え過ぎて、
パニックになってしまっている状態だと、
お話させていただきました。
なのでその状態を解消するには、
思考を減らして、
頭を休ませる必要があります。
その為に一番効果的なのは、
呼吸をしっかりと意識することです。
緊張している時には、
呼吸が浅く早くなってしまうので、
ゆっくりと深呼吸して落ち着いて来ると、
余計な思考も整理されて来ます。
しかし、
呼吸の大切さはもうすでに
あちらこちらで言われていて、
試したことが無い人は少ないでしょう。
そして、
深呼吸してもあまり効果が無かった
と話す人は大勢居ます。
なぜあまり効果が無いのか?
その一つの理由が、
胸の筋肉が緊張し過ぎて、
しっかりと深呼吸にならないような
ケースが多々あります
人前に出るとあがる事が多く、
パニックになってしまう人は、
頭の中で色々と考え過ぎているようです。
そのために姿勢も常に、
何か急いでいるような、
前かがみの姿勢になってしまいがち。
人の体の形を作る筋膜という組織が
その状態を記憶してしまうために、
いつでも前かがみの姿勢になり、
大きく呼吸しようとしても胸が開かない。
この姿勢を解消するために、
手首や腕を柔らかくすることが
とても大切なのです。
人間の体は、筋膜という組織に包まれて
一つにつながっています。
胸の筋肉は肩から上腕、前腕とつながり、
手首や指を動かす筋肉とつながります。
人前であがってしまう時、
緊張がほぐれない時などは、
どうしても手首や指に、
無意識に力が入りがち。
この状態のままで深呼吸しても
気持ちを落ち着ける効果は
少ないかも知れません。
なので、まずは手首や腕を
やわらかくすることが、
とても大切になって来ます。
あがり症を治すためには、
やはりなんといっても
人前に出る場数を踏むことが大切。
経験を積むことで、
感覚がマヒして来ると、
余計なことは考えなくなり、
緊張しなくなります。
あがりそうになった時には、
手首や指を伸ばしたりブラブラさせる。
手のひらから腕にかけて、
自分でマッサージして緊張を緩めてから
ゆっくりと深呼吸してみる。
人前に出る前に、
ぜひ試してみて下さい。