健晃堂

ストレス解消が最大のストレス

週末はストレス解消に!と色々な計画を立てている方!!

ちょっと待って下さい。

それは本当にやりたいことですか?

もし週末の予定が本当に楽しみであれば、この先私が書くことは無視してぜひそのまま楽しんで下さい。

一方であまり乗り気ではないストレス解消の計画なら。。。

思い切ってやめてみてはいかがでしょうか?

私が整骨院を経営していたころに大きくストレスを感じたことの一つが、この、“ストレス解消にたまには・・・”と言われて連れ出される予定でした。

自営業をやれば業種にかかわらず何でも同じだと思いますが、会社勤めをしている人と比べ労働時間も長く休みも少ない上に、病気になった時でも簡単に休むことは出来ません。

休みの日にも、平日には出来ない店舗の点検やちょっとした改装など、様々なやることがあり実質的に休日など無いといって良いでしょう。

私は人から「休みの日には何をしているんですか?」と質問された時に、

「仕事してます。」と答えることが多く、面白くない奴だなといった顔をされることがよくありました。

実際に一年間で治療所に行かない日などほとんど無く、早朝から深夜まで毎日のように何かやっていたように思います。

そのために人から「ワーカーホリック」だの「少しは人生楽しんだ方がいいよ」とか「何か趣味を持ったら」などと言われることも少なくなく、ずいぶんと「かわいそうな人」扱いされたものでした。

だけど私から言わせれば、週末の休みをストレス解消に使うような人生の方が、よっぽどかわいそうに見えてしまいます。

なぜなら私はストレス解消などしなくても、仕事をしている時が一番楽しいから!!

休みの日に治療所でゴソゴソやっているても、それを苦痛に思うことはありませんでしたが、断り難いストレス解消のための予定が入り、仕事が出来ない時というのが最大のストレスを感じる時間だったように思います。

ここで伝えたいのは、「ストレス解消」という言葉に騙されたり、「充実した生き方」というものを勘違いして欲しくないということです。

ストレスには二種類あるといわれています。

・心地よい緊張をもたらし活動のエネルギーとなる、心身にとって有益なストレス(eustress)

・心と体に不快な感情や刺激をもたらす有害なストレス(distress)

一般的にストレスと呼ばれているのは後者のdistress(ディストレス)の方でしょう。

多くの人は平日の仕事でディストレスを感じ溜め込み、その状態を解消するために週末の時間を使うというリズムで生活しています。

そのため巷にあるストレス解消法は、ほとんどがこのような前提のもとに提唱されています。

しかし、日々の仕事にやりがいを感じ充実した日々を送っている人にとっては、これらのストレス解消方法に時間を使うことは、せっかくの心身にとって有益なユーストレスを受ける機会を減らしてしまうことになってしまいます。

会社員であろうと自営業者であろうと社長であろうと、日々何かの目標を持ち充実した日々を送っているのであれば、無理にこのようなストレス解消を取り入れる必要は無いでしょう。

健康を保つためと言って、無理にストレス解消の時間を持ち、それによって逆に疲れを溜めてしまっている人とよく出会いますが、こんなストレス解消はやめてしまいましょう。

仕事が楽しく充実しているなら、週末も関係なく働いたりスキルアップのために勉強に時間を使えば良いでしょう。

そして、あくまで私の私見ですが充実した人生というのは、そもそも「ストレス解消」などという言葉にまったく興味を示さない生き方だと思っています。

ちょうど一年前くらいでしょうか!

参加した朝活で、「あなたが一番ほっこりする時間はどんな時ですか?」という質問に対する答えをみんなでシェアし合うことがあり、私は迷わず「仕事が忙しい時です!」と答えました。

生きるために仕事が必要なら、一番楽しく一番ほっこりする時間にしたいじゃないですか!

どのようにすれば、そのような気持ちで日々を過ごせるのか?

またの機会に少しずつお話させていただきたいと思います。

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