健晃堂

置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子

渡辺和子 置かれた場所で咲きなさい

“時間の使い方はそのまま命の使い方”

咲くというのは、笑顔で周囲の人に接するということ。

どうしても咲けない時期も長い人生の中には必ずある。

そんな時は地中深く根を張るようにしなさいと書かれています。

笑えない辛い時ほど、人生の充電期間にしなさいという意味でしょうか?

著者の渡辺和子さんは現在85才だそうですが、この本を読んだ感想ではとても若い印象を受けました。

それでいて言葉の一つ一つが深く心に入って来る。

毎日を自分の一番若い日として生きると本の中にもありました。

その通りの生き方をされているのが伝わって来る気がします。

何かの目標に向かって頑張ろうという気持ちの時には、力強く厳しい言葉が多い本ばかりを読んでしまいがち。そんな時にもバランスが必要。

病気になるくらい尋常じゃないほど何かに向かってエネルギーを注ぎ込む時期は、大きな目標を達成するためには必ず必要でしょう。

一方で長期間その状態を維持するためには休むことも同じくらい大切。

この本は“心に風を通す”ための本だと感じます。

ゆとりを持った生き方をするために必要な言葉がたくさん書かれています。

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