ふくらはぎの冷えを感じやすいジメジメとした季節。
梅雨時は気圧が低くなり、大気中の酸素の濃度が少なくなります。
この環境に対応するため、自然と呼吸数が少なくなる・心拍数の低下・血管の拡張など、身体には様々な変化が起こります。
これらの変化が原因で、心臓から一番遠いふくらはぎから足にかけてはいつも血液循環が悪くなり、冷えを感じやすくなります。
このような時に最もよく使われるのが、「三陰交」というツボ。
三陰交のツボは、足の内側のくるぶしのてっぺんから指4本分上に上がったところで、スネの骨の内側に取ります。
仕事中など、どうしても冷えを強く感じる時には、両手の親指で左右のツボを同時に刺激してみましょう。
三つの陰が交わるという名のこのツボは名前の通り、東洋医学で云う気が流れる三つの経路が交わる場所です。
決まった押し方はありませんが、このツボから上の方に向かってエネルギーが動き出すイメージを頭に浮かべながら刺激するのがコツ。
自宅で温灸などをしてみるのも効果的です。
冷え症を強く感じるようになると、こころとからだのバランスも乱れがち!
心身の健康のために、三陰交のツボを役立てて下さい。